椎間板ヘルニアの原因

まず、ヘルニアの原因になる椎間板というのは、背椎骨の間にあってクッションの役割を担っている線維性の軟骨のことを言います。そして、この椎間板は、外側部分は比較的に硬いのですが中身はゼリーのように柔らかくなっていて、これを髄核と呼びます。

一般的に言われている椎間板ヘルニアは、重いものを持ったりなどの行為により椎間板に亀裂が生じてしまい、そこからゼリー状の髄核が飛び出してしまうのがヘルニアの原因と言われています。そして、椎間板から飛び出した髄核は固まってしまい、その塊が神経を圧迫してヘルニア独特の激しい痛みを起こします。


椎間板ヘルニアの症状について

椎間板ヘルニアは、ぎっくり腰のように急に痛み出す急性型のヘルニアと、じわじわと痛み出していく慢性型のヘルニアとがあります。


急性型の椎間板ヘルニア

この急性型の椎間板ヘルニアは、重いものを持ち上げたり、体に強い衝撃を受けたりした時に急に発症します。そして、ヘルニアが発症したときの症状としては、ぎっくり腰のように急に激しい痛みに襲われ、その激痛のために立ったり歩いたり出来なくなる場合もあります。

この痛みは時間とともに和らいでいきますが、和らいだといっても椎間板が損傷していることに変わりはありませんので、早めに病院で受診してください。放置してしまうと、再び腰に負担がかかったときに飛び出している髄核がさらに押し出されてしまい、さらなる神経の圧迫を引き起こしてしまいます。


慢性型の椎間板ヘルニア

慢性型の椎間板ヘルニアは、亀裂の入った椎間板から徐々に髄核が押し出されていくので、急に激しい痛みに襲われるといったことはありません。また、この症状の特徴としては、普通に生活をしているのに腰に鈍痛が起こったり、痛んだり痛まなかったりを繰り返しながら、段々と慢性化してしまうことがあげられます。


また、椎間板ヘルニアになると、太ももから膝・足にかけて激しい痛みが走る坐骨神経痛を伴う場合が多く、足にもしびれやピリピリとした痛みを伴うことがあります。


椎間板ヘルニアの治療について

椎間板ヘルニアの治療は、多くの場合は安静にして日常生活を見直し、注意しながら経過を見守ります。損傷してしまった椎間板を回復させることは難しいですが、ヘルニアについては、半年ほどすれば回復することが多いです。

また、以前は椎間板ヘルニアの治療として、飛び出した髄核を手術などで取り出していたのですが、術後の経過があまり良くない事が多かったため、今ではあまり髄核を除去しなくなりました。そのかわり、けん引療法などの保存療法がヘルニアの治療法として多く利用されています。


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